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第1案:燃焼器内に02・CGR予熱器を装備し、燃焼器から出た排ガスをCGRラインと排ガス凝縮ラインに分岐させ、CGRラインにCGRクーラ及びファンを、排ガス凝縮ラインに酸化剤予熱器を配置した系
第2案:燃焼器内に02・CGR予熱器を装備し、燃焼器から出た排ガスをCGRラインと排ガス凝結ラインに分岐させ、CGRラインにCGRクーラと酸化剤予熱器を兼用した熱交換器を配置する。又、排ガス凝縮ラインには排ガス凝縮器入口温度の調整のため排ガスクーラを装備した系
第3案:燃焼器内に02・CGR予熱器を装備し、燃焼器から出た排ガスを酸化剤予熱器により冷却した後、CGRラインと排ガス凝縮ラインに分岐させる。排ガス凝縮ラインには排ガス凝結器入口温度の調整のため排ガスクーラを装備し、CGRラインには冷却器を設けないよう配置した系
第1案〜第3案のシステム構成及び比較検討結果を表5.2.2-2に示す。本表には、システム構成と共にシステムのヒート・マスバランスの検討結果を比較のため示している。尚、本比較検討に於いては、以下の条件のもと検討を実施した。
−検討条件−
(ア)エンジン出力は20kW一定とする。
(イ)CGR率(CGR量と排ガス量の比)は3とする。
(ウ)酸化剤は液体酸素にて貯蔵し、温度-131.6℃の飽和状態にあるものとする。
(工)燃焼室出口の排ガス温度は800℃とする。
(オ)排ガス凝縮器入口の排ガス温度は名案とも280℃共通とし、この条件を満足するよう各系のバランスを検討する。
(カ)02・CGR予熱器は、高圧燃焼器内に組み込むものとし、シェルアンドチューブ熱交換器(温度効率0.75)として検討する。
(キ)燃焼後の残存酸素率は0.5%とする。

 

 

 

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